わきが手術でニオイが再発してしまった、つまり失敗した
いう事例はワキガの原因「アポクリン腺」の取り残しによ
るものがあります。
これは手術方法に問題点もあります。
主に吸引法などの1センチぐらいの小さな切開で器具の入
れて執刀医の手の感覚だけで行うものです。
傷跡が小さい分術後の回復が早いですが、取り残すことが
多いのです。
これに対し剪除法というものは3~4センチ切開するため、
術後の回復、傷跡のケアなど6ヶ月ぐらいかかることもあ
ります。
しかし、剪除法はアポクリン腺を医師が目視で確認するた
めいい加減な手術をしないかぎり完治率が高い手術法です。
ここで、アポクリン腺がしっかり取り除かれてるのに臭い
がまだするという人もいます。
エクリン腺という普通の汗のニオイもワキガの臭いと思い
込むことケースです。精神科領域では自己臭恐怖というい
われ方をします。
ワキガ臭と普通の誰にでもある汗のにおいの区別ができな
い場合はどんなに腕のいい医者が丁寧に手術をしてワキガ
独特のにおいが消えても満足することはできません。
それは、ワキガ体質じゃない人でも汗をかいたらニオイが
多かれ少なかれ臭うからです。
臭いの判断ができない場合は、カウンセリングでよく聞く
ことが大事です。